決定について

複雑な世の中、前提条件が見えにくいがために何をしてよいかが決まらないということはよくある。決定を繰り返している会社でも、その方法論は分かりにくい。抽象議論は多々あるものの、具体的にはこんな感じと思う。

案A,B,Cを検討する立場だとする。その時点で何がオーソライズされているかをまず明確にする。2つのこと、決定されている事項は何か、それはどう決定されたかを知らなくてはならない。特に後者、決定の根拠となった資料と決定事項がどうリンクしているか、どうコンバートされたかは重要である。
それを前提にして3案を検討する。この検討は、決定事項までのきっちりした世界から切り分けられたぐちゃぐちゃの世界で行われる。あらゆる可能性を試すフェーズである。トライアンドエラーが基本で、守るべきはQCDのDだけである。
ちなみに何の決定事項もないことについて検討することは、最初からぐちゃぐちゃの世界にいるのと同じだからとっても大変なんです。